2015 February

 

 
 
 
病院での付き添いも長くなって、一喜一憂していては神経が持たないとわかって はいても・・・。そんな時テレビとは言えクラシックコンサート番組を 見て気 持ちを落ち着かせる。そして、やはりジュエリーの素材を触ったり、デザインを 考える時間は一瞬だけでも現実を離れる至福の時。どんな時もア イディアは尽 きない・・・。

 

 

 
 
さまざまに覚悟を決めなければならない日々が続く。最後まで美しく・・・とい う希望を叶えてあげることが今の私に出来る唯一の事、細やかに揃えて あげた い。厳寒の早朝、まだ明けきらない空に祈るような気持ち・・・

 

 

   
 
 
久しぶりに自宅に帰り家事にいそしむ。病院の付き添いから戻ると、こんな当た り前のことが本当に幸せなことだと実感する。食器を漂白したり、常備 菜のピ クルスを漬け込んだりしているうちに気持ちも整理されて、どのような状況でも 「丁寧に、楽しみながら、残された時間を味わうように過ごそ う」と気持ちを 新たにする。まるで真っ白な食器のよう・・・

 

 

 
 
会社の事務所の引越しも終わり、最後のチェックに行く。涼やかなデザインがと ても気に入っていたこのエントランスホール、打ち合わせなどでずいぶ んお世 話になった。5年間の思い出が蘇りしばし佇む。新しいアトリエにもこの雰囲気 を残したい・・・。

 

 

   
 
 
病院の付き添い中に出来る事は限られているけれど、何か作業をしていると気持 ちも少し落ち着く。残された時間が少ないことを理解しつつ、進まない 時計が いつになく嬉しい・・・不思議な時間感覚。人生は一分一秒の積み重ね、そして 必ず終わりが来る。

 

 

 
 
 
病院で付き添いをしていると空の美しさに感動したり、癒されたり・・・。某 アーティストが「空の美しさにかなうものはない」と言っていたことを思 い出 す。病室からの景色は変わらなくとも、空は刻一刻とその表情を変えて行く。

 

 

 
 
アメリカ人の建築家、フランク・ロイド・ライトが自由学園のために設計したこ の明日館、重要文化財でありながら現在も結婚式などさまざまな催しに 利用さ れている。やはり建物は使ってこそメンテナンスも行き届くもの。主人の大学の 学科の卒業制作展に続き、年に数回ビアホールを当時のまま利用 できるこの 日、ゼミの学生さんたちとビールを囲む。気分もリフレッシュできて優しいゼミ 生の皆さんに感謝。

 

 

 
 
病室から見える雄大で美しい山の姿にずいぶん勇気つけられて来た。雪の日、快 晴の日、お天気と時間によってさまざまな表情を見せてくれる。大きく 深呼吸 をして目の前に広がる景色を見ていると少しだけ元気になれる気がする・・・。

 

 

 
 
 
毎日空ばかり見ている・・・。「夕焼けが見たい」と珍しくせがまれてデジカメ で撮影。快晴の一日が終わり真っ赤に染まってゆく空。明日も晴れます ように!

 

 

 
 
昨日の願いも空しく、大雪で猛吹雪の今日。残された時間が少ない事を皆が悟っ ているような気がする・・・。こんな日も山は猛々しく、東山魁夷の 絵の様 に美しい。仕事のメイルが気持ちを落ち着かせてくれる。どのような状況でも自 分を支えてくれるのは、長く培ってきた自分自身のキャリアなの かも知れない。

 

 

 
 
 
大雪の翌日、快晴の早朝。全てがキラキラと眩しい朝、とうとうお別れの時を迎 える。美しい木立の中、無言の帰宅となる。お気に入りだった物たちを そばに 並べて、きっと喜んでくれているはず。眩しい雪景色と澄んだ山の空気、妖精で も舞っていそう・・・。

 

 

 
 
 
diary index さまざまな事に追われ悲しんでいる余裕もなく日々が過ぎてゆく。一つ一つの手 続きが終わるたびに、本当にお別れなのだと思うと煩雑な手続きすら ずっと続 いて欲しいような気持ちになる。美しい白樺の林、雄大な山々は何も変わってい ないのに・・・。 page top

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